アクセルグリップ握りしめ

オフロードバイク、セローと共に成長していく、初心者ライダー奮闘記

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2時限目『洗車』

バイクが砂まみれでした。 トレーニングの後はプロテイン摂取と言いながら、何故かSさんがプロテインバーを取り出したので、それを食べてもらっている間に、私は近くのスーパーで水を買って来ました。 2台のバイクを舗装路にまで運ぶと、水をかけて軽く砂を…

教習内容『スタンド』

『シャドウ教官、お願いがあります』 それは、千葉ロングツーリング当日のこと。 帰るなり私は、Sさんへの帰還報告もそこそこに、上記呼び掛けで切り出したのです。 『はい、なんでしょう?』 『バイクの引き起こし練習に付き合ってもらえる? 自分のバイク…

序章の終わり〜千葉ロングツーリング 最終章

家に帰って落ち着くと、まずSさんにLINEを送りました。 立ちゴケしてしまったことも報告した上で、ツーリングアプリでの今日の経路と走行距離の写真を送信します。 『ちゃんと下道で千葉まで行ってきました〜。 …まぁ、立ちゴケはしちゃったけれども。及第点…

星々の誓い〜千葉ロングツーリング④

最初のうちは、なだらかなワインディングロードでした。 景色も穏やかな山道のそれで、木々に葉こそ茂っていないものの、風に揺れる枝のざわめきが心を落ち着かせます。 ですが、次第に山を登っていきます。 道幅が細くなり、急カーブも連続しました。 凍結…

南端のまどろみ〜千葉ロングツーリング③

道が突き当たりになると、唐突に視界が広がり磯の香りが漂ってきました。 再びの海です。 そして、このルートで眼前に海が拓けたということは、 「着いた!」 そう、ついに私は千葉県最南端の野島埼に到着したのです。 左折し、ウキウキでセローを進めます。…

今はツーリングの時〜千葉ロングツーリング②

富津岬を後にすると、再び林の中を走り抜ける道となりました。 そのどこまでも続く真っ直ぐな道には、ほぼ車通りもありません。 たまらずセローを停めて写真撮影です。 そこを走り抜け、海沿いの道路に出ます。 のどかで綺麗な道でした。 千葉の海には、湘南…

大地の誘(いざな)い〜千葉ロングツーリング①

年末年始休暇も終わったその週、仕事をしながら私はふと、卒検から2ヶ月が経とうとしてることに気付きました。 年始の埼玉吉見町と大都会でのツーリングを経て、少しずつ自信を付け始めた私は、そこになんらかの節目のようなものを感じ、そろそろ距離を伸ば…

魅惑の道〜大都会ツーリング 後編

若洲公園を後にし、舞浜方面に向かいます。 東京都を抜け、いよいよ千葉県に入りました。 舞浜市にある、東京ディズニーリゾートのパーク内を見ることは出来なかったのですが、イクスピアリなどのお洒落な建造物が見え、気分も上がります。 更に走り続け、千…

都心の安らぎ〜大都会ツーリング 前編

埼玉、吉見町へのツーリングを終え、少しだけ街中走行への自信が湧いてきた私は、正月三が日もようやく過ぎた4日、いよいよ千葉への走行を試みます。 Sさんからの課題は、『船、高速、有料道路を使わず、下道で千葉まで行くこと』。 ルートは横浜市内と東京…

新たなる挑戦〜埼玉 吉見町 後編

次は、Sさんお勧めの吉見百穴(よしみひゃくあな)です。 事前の下調べで、現在は点検と調査のため中には入れないことは把握していました。 でも、外から見るだけでも充分に価値があると踏み、予定に組み込んでいたのです。 道に少し迷いながらも無事に到着し…

夜明けと共に〜埼玉 吉見町 前編

年は明け、2020年の元旦──。 お雑煮を食べた後、私はひたすらツーリングマップルを捲りながらルートを調べました。 Sさんの言っていた吉見百穴は、埼玉県の吉見町という所にあるようでした。 秩父とは少し離れていますが、埼玉に行くまでのルートは途中まで…

マスツーリングの魅力 〜道志みち 後編

道志から宮ケ瀬への、プチマスツーリングの始まりです──。 眺めそのものは、見慣れた光景でした。私はいつも通り、Sさんの斜め左後方を走っています。 ですが、ミラーを確認するとヨシさんの姿が見えます。更に後ろには一徹さんの姿も。そのことが、いつもよ…

道志に集いし同志達〜道志みち 前編

年末年始休暇に入った初日、Sさんから『31日は天気がいいみたいだから、道志に行きます』とLINEが来ました。 『今度こそだね! えっと、リベンジの次はなんて言うんだろう? リベリベンジ?』 …ともあれ、三度目の正直を信じて計画を立てます。 2019年最後の…

たい焼き頬張り、語り合う夢

さて、今や二輪免許もマイバイクも取得しバイクライフを満喫している私ですが、今回のお話は、その、ずっと前にまで遡ります。 実はこのツーリングレポートを書くにあたって、初期の頃は葛藤がありました。 それは友人Sさんのツーレポを読んでいたからかもし…