アクセルグリップ握りしめ

オフロードバイク、セローと共に成長していく、初心者ライダー奮闘記

二輪教習の受講記録その①

実は、クロスカブに乗り、教習所の申し込みをしてヘルメットを買ったここまでの段階で、このブログを書くようSさんから言われました。

私としては、書くとしても免許を取得してバイクを購入してから、ツーリングやソロキャンプの様子を書いていきたかったのですが、始めてバイクに乗った感覚は忘れて行くから、書いておいた方がいいと言われたのです。

なのでこのブログの実走編を書いている時は、まだ教習所にも通っていません。

バイク乗りブログで教習所通いから詳しく語って、果たしてどれだけ需要があるのか分かりませんが、とにかく経験して感じたことを素直に書こうと思います。

 

何はともあれ、教習初日──。

私が受けるのは普通二輪免許。つまりマニュアルのコースです。

 

その日は2コマ講習予約が出来ました。

まず、初回講習内容は「スタンド」。

講習10分前に待合室で呼びかけられ、初回講習を受ける人が集められました。そんなに人数はいないだろうと思っていたら、私含め4人いました。男性2人と女性2人。

そこでは、まず服装のチェックと持ち物を全てロッカーに入れておくよう言われました。

5分前にはバイク車庫に集まるよう言われ、一旦解散。

そして5分前になると、ヘルメットの貸出やサポーターの装着の仕方の説明がありました。私はマイヘルメット持参で行きましたが、さすがにサポーターはお借りします。

ちなみに講習は、長袖長ズボン、ハイソックス着用の上スニーカーかバイク用ブーツ必須です。ここに、胸当て肩パット、肘、膝のサポーターを装着するのでかなり暑いです。

私は秋の比較的過ごしやすい時期に受講を開始しましたが、Sさんが受講した時は真夏だったそうで暑くて大変だったようです。

靴も、私の通う教習所ではスニーカーと言われましたが、Sさんの通っていたところでは紐なしの革靴指定だったようで、持っていないSさんは購入したそうです。それを聞いていたので私も購入しちゃっていましたが、スニーカーで大丈夫でした。

 

ともあれ、受講者全員がヘルメットと手袋、サポーター類の装着をしました。次回からはこの状態でチャイムと同時に講習を開始すると言われました。

 

まずは、バイクの元へ。

機体は教習所でお馴染み、CB400

さすが、大きいです。

間近で見ると、本当にこの子を制御出来るのか自信がなくなります。

まずは、バイクの基本的な操作説明を口頭で。

そして、一人一台バイクがあてがわれ、スタンドを外し、引いて歩く練習です。

重い。

スタンドを外した時点ではそこまで感じなかったのですが、引いてみるととにかく重いんです。中々前に進んでくれず、曲がらせるのも一苦労でした。バイクは、なるべく真っ直ぐに、斜めにするにしても左側の自分の身体の方へと言われました。

なんとか所定の場所まで動かすと、今度は転倒したバイクの引き上げ練習です。

 

CB400は、重量200kg近くあります。

以前にも言いましたが、私は筋トレをやっていますが、それでもこんな重量は持ち上げません。いえ、本格的にトレーニングしている男性だとしても、200kgの機体をデッドリフトさながら、まともに持ち上げようとしても無理なのではないでしょうか。

そこで講師は二つのやり方を教えてくれました。

一つは、機体の下に両手を添え、両脚を踏ん張らせて立て直す方法。もう一つは、両ハンドルを握って側面に腰を入れ、身体を引き起こすことで立て直す方法です。

どちらでもいいからやってみるよう言われ、実習開始です。

 

一人目はガタイのいい若い男性。機体に両手を添えて軽々と引き起こしていました。講師からも、さすが体格がいいだけあると褒められていました。

二人目も若い男性でしたが、こちらは華奢な体格。機体の下に手を入れ力を込めていましたが、中々起き上がらず。ですが苦戦しつつも成功していました。

次が私です。

機体の下に手を入れて持ち上げる方法しか目にしていないので、そのイメージしか持てず、私もそのやり方で挑戦。

ですが、重いです。ちょっとやそっとじゃビクともしません。講師から、もっと腰を低く、機体に身体をもっと寄せるように言われ、なんとかクリアしました。

最後に女性です。こちらは私よりも歳上の小柄な女性で、やはりビクともせず、最終的には講師が少し持ち上げたのをなんとか引き上げていました。

 

バイクってこんなに重いんだ?

そんな当たり前の事実に衝撃を受け、少し先行きが心配になった初回講習となりました。

 

ちなみに、一緒に受講した皆様と仲良くなり、この後もう一個のやり方も試せば良かったかなと反省をし合いました。

その他にも、二輪免許を取ろうと思った動機や、取得後やりたい事なども語り合い、和やかな雰囲気で別れを言い合いました。こうして受講生同士で語り合うのは、自動車免許を取る時にはなかった光景だなぁと思いました。